UR-100シリーズに、新たに「UR-100Vフルチタ二ウムジャケット」が加わりました。ペイングレーからリードグレーまで、さまざまな色調のグレーを使用した単色モデルです。限定モデルのUR-100Vには、特注のメタルブレスが備えられています。
「UR-100Vフルチタ二ウムジャケットで、私は再び自分の夢を実現することができました。URWERKの初期モデルのスケッチから今日に至るまで、私は常にメタルブレスで時計を作ることを想定し、デザインをしてきました。金属製のブレスは、時計を装着したときに手首の延長線上にあることで、デザインを完璧に引き立ててくれます。素材(今モデルにおいてはチタン)は、手首に装着した瞬間はかなり冷たさを感じる、という事実も気に入っています。肌に触れることでゆっくりと温まり、馴染み、そして肌を優しく包み込みます。また、この非常に軽いブレスは、リンクを操作すると特別な音がします。それは心地よく、美しい音です。」
URWERKの共同設立者であるアーティストのマーティン・フライは、「私にとって、この時計は真の成功であり、この時計に実際に命が吹き込まれたことを嬉しく思います。」と語っています。
この特別なブレスは、サンドブラスト加工を施した32個のチタン製リンクで構成されており、完璧なまでの美しさを実現しています。
私たちが目指したのは、最も快適に装着できる時計を作ることでした。UR-100Vフルチタ二ウムジャケットは、人間工学に基づいた完璧な時計です。そのブレスは超軽量で、肌への当たりが驚くほどソフトです。URWERKの共同設立者であり、時計師であるフェリックス・バウムガートナーは、「喜びを代弁するブレスだ。」と述べています。
UR-100Vのドーム状のサファイアクリスタルの下では、URWERKのトレードマークであるサテライト型の時・分表示に加えて、今モデルは宇宙でのスピンを鮮明に映し出します。分針が60分の旅を終えると、20分で555kmを表示し再び姿を現します。これは、回転する地球の赤道上に立っている場合、20分間で移動する距離を示しています。反対側の目盛りは、太陽を中心とした宇宙の旅を表しています。そちらは20分で35,740kmです。
UR-100Vフルチタ二ウムジャケットのディスプレイでは、時間と分はブルー、キロメーターは明るいホワイトで表示され、時間と距離が同等に表示されます。時計師でありURWERKの共同設立者であるフェリックス・バウムガートナーは、アンティーク時計の修復家として知られる父親のゲリから贈られた時計からアイデアを得たことを明かしています。「それは、1893年の万国博覧会のためにギュスターヴ・サンドゥが作った時計で、時刻を表示する代わりに赤道上の一点までの距離を表示していた。」と。
URWERKの新キャリバー12.02は、3つの衛星に搭載されたワンダリングアワーを運ぶカルーセルを駆動します。フェリックス・バウムガートナーは次のように述べています。「このムーブメントにより、カルーセルのデザインを変更し、60分単位で連続して移動する時間を分に近づけることができました。その結果、より簡単に、より直感的に時間を読み取ることができるようになりました。」
このカルーセルと時間表示の上にある構造体は、アルマイト加工されたアルミニウムから鍛造され、サンドブラストとショットブラストが施され、サテライトのネジはそれぞれ円形にサンドブラストされています。サテライトは、サンドブラスト加工された真鍮にルテニウムメッキを施したカルーセルの上に乗っています。時表示の上部にあるものは、サンドブラストとショットブラストを施したアルミニウム製です。UR-100の自動巻きローターは、ワインドファンガーと呼ばれる断面形状のエアスクリューによって制御されています。
UR-100Vフルチタ二ウムジャケットのケースには、どこか懐かしい雰囲気が漂っています。URWERKの時計をお持ちの方なら、ブランドの初期のモデルを思い出す方も多いでしょう。マーティン・フライは次のように説明しています。「私たちは、初期のモデルのスタイルを採用しつつも、そしてそれを覆しました。例えば、初期のモデルのスチール製ドームは、現在では透明なサファイアクリスタルになっています。チタ二ウムとスチールのケースの硬い輪郭が、そのデザインを際立たせています。私は常にシンメトリーのデザイン定義とは逆の立場にいるので、一見アンバランスなデザインでアイキャッチーにしたのです。」
腕時計のスペック及び詳細
URWERK(ウルベルク)
UR-100V Full Titanium Jacket(ウルベルク100V フルチタニウムジャケット)
生産国:スイス
キャリバー UR-12.02(ワイディングファンガー社製のエアスクリューを使用した巻上げローターを搭載)
巻き上げ方式:自動巻
石数:40
パワーリザーブ:48時間
振動数:28,800
表示形式:ベリリウム・ブロンズ製 ジュネーブ・クロスのサテライト・アワー、アルミニウム製カルーセル、ARCAP合金製カルーセルおよび3連ベースプレート
仕上げ:サーキュラー・グラインディングとサンディング・ショット・ピーニング、面取りされたスクリューヘッド、スーパールミノバで描かれた時分
インジケーション:衛星の時分:赤道上の回転距離を20分で、軌道上の距離を20分で表示
ケース径:Wide 41mm/Length 49.7mm/Thickness 14mm
素材:チタ二ウム
ガラス:サファイアクリスタル
防水性: 30m(3ATM)
ブレス:チタンにサンドブラスト加工を施した32個のリンク
生産数:世界限定25本(うち1本入荷予定)
2021年11月25日予約受付開始
価格:8,041,000円(税込)
ウルベルクについて
URWERKの共同設立者である時計師のフェリックス・バウムガートナーは以下のように説明しています。
「我々の時計が唯一無二なのは、すべてがオリジナル作品としてデザインされているからであり、それが希少価値を高めているのです。私たちの主な目的は、時計製造の伝統的な枠を超えることです」。
URWERKの各モデルには、チーフデザイナーであるマーティン・フライのサインが入っています。
「私はクリエイティブには限界がないという信念を持っています。私は伝統的なしきたりに縛られることはありません。だからこそ、自分の文化的な遺産から自由にインスピレーションを得ることができるのです。」
URWERKは1997年に設立された若い会社ですが、独立系時計メーカーのパイオニアとして知られています。生産数は年間わずか150本。
彼らは自分たちの会社を「職人の工房」であると考えています。そこには伝統的な技術とアバンギャルドなスタイルが共存しています。
ウルベルクは前例のない、現代的な複雑な時計を製造していますが、その基準は、高級時計製造の最も厳しい基準である独自のデザインと研究、先駆的な素材、手作業による仕上げというものです。
ウルベルク(URWERK)という社名は、約6,000年前に設立されたメソポタミアの古代都市Ur of the Chaldeesの都市に住むシュメール人が、記念碑の影をもとに時間の単位を確立したことに由来します。
ドイツ語でUrは原始的なもの、Werkは成果や機構を意味します。
したがって URWERKは、「オリジナルのムーブメント」と訳すことができます。
幾世代にもわたる時計師たちの仕事が、今日、私たちが高級時計として認知しているものを生み出したのです。